Japanese
Title進行性化骨性筋炎の骨シンチグラフィの2例
Subtitleノート
Authors杉村和朗*, 楢林勇*, 山崎克人*, 福川孝*, 杉村千恵*, 松尾導昌*, 西山章次*, 木村修治*
Authors(kana)
Organization*神戸大学医学部放射線科
Journal核医学
Volume20
Number6
Page875-879
Year/Month1983/7
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」骨シンチグラフイにおける骨外集積は日常臨床において比較的よく認められ, 種々の病態, 疾患における骨外集積に関しての報告も多くみられる. 進行性化骨性筋炎は骨外集積を来たす代表的な疾患の一つであるが, 1978年時点において本邦での報告はいまだ80例と少なく, 骨シンチグラフィの有用性についての検討は充分行われていない. われわれは最近の5年間に2例の進行性化骨性筋炎を経験したので, 骨シンチグラフイ所見を中心に報告する. 「II. 症例」 (症例1) 15歳, 男児 主訴 : 両股, 両肩拘縮, 脊椎変形, 両側外反栂指 現病歴 : 2歳のとき, 脊椎前彎を認め, 本院整形外科を受診したが, 当時X線写真では石灰化を認めず, 経過観察を行っていた. 6歳5か月の時傍脊椎筋の石灰化を指摘され, ステロイド療法を受けて脊椎の硬化は改善したが, 両肩の側挙制限が出現してきた. 以後身長の伸びにつれて, 徐々に脊椎の変形をきたしてきた.
Practice臨床医学:一般
Keywordsbone scintigraphy, myositis ossificans progressiva, extraosseous accumulation

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