Japanese
Title肝腫瘍診断におけるRIアンギオグラフィの有用性について
Subtitleノート
Authors平田和文*, 遠藤浩*, 中田和明**, 山本修三**, 河原泰人**, 重康牧夫**
Authors(kana)
Organization*倉敷中央病院内科, **放射線科
Journal核医学
Volume20
Number5
Page747-753
Year/Month1983/6
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」99mTc-コロイド肝シンチグラフィで欠損像がみられた場合, その質的診断を可能にするのが肝RIアンギオグラフィであるとされている. 今回著者らは肝腫瘍診断における本法の有用性につき検討を加えるとともに, セルジンガー法による腹部血管造影との対比から本法の診断限界および検出不能例の検討も行った. また, 原発性肝癌の治療法として最近注目されている肝動脈塞栓療法の経過観察に, 本法が有用であることを経験したので若干の文献的考察を加え報告する. 「II. 対象ならびに方法」対象は肝細胞癌22例, 転移性肝癌2例, 肝血管腫1例, 肝嚢胞2例, 肝膿瘍2例, 肝硬変症15例の44症例である. なお, 肝硬変症以外の例はすべて99mTc-コロイド肝シンチグラフィで欠損像の認められたまたはspace occupying lesionの疑いのもたれた症例である. 使用機器は島津製LFOVとシンチパック1200であり, 99mTc-アルブミン15mCiを右肘静脈より急速注入後10分間にわたり連続記録を行った.
Practice臨床医学:一般
KeywordsRI angiography, Hepatocellular cacinoma, Transcatheter Arterial Embolization (TAE) Therapy, Liver tumors

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