Japanese
Title核医学における私の回顧録
Subtitle寄稿
Authors山下久雄*
Authors(kana)
Organization*慶応がんセンター
Journal核医学
Volume20
Number5
Page615-624
Year/Month1983/6
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract話ししたい事は色々ありますが, 私の古いスライド・ファイルから抜き出したものを御覧に入れ, 私の歩んで来た核医学に関する思出をお話して, 責任を果たさせて頂きます. 私は学校を出て, 先ず内科学を専攻しましたが, 昭和10年に癌研に赴任し, 主として放射線で仕事をすることになってしまいました. その頃, 理研でcyclotronが動き出して, 中性子線の研究にも関与することになり, 主として西川研究室に行き, 恩師の山川保域先生や三輪光雄先生 (物理) と一緒に実験をしました. Cyclotronも使いましたが, γ線のコンタミが多いので最も純粋な中性子線を使えるCockkroft-Walton型の装置でd-d-neutronの実験を担当しました. その当時理研で手伝って下さったのは木村一治博士等でした. しかし, 中性子線の出力は非常に弱く, 一日照射しても数10 neutron radにしかならず, そのため, 生後間もない同腹仔のratの幼児を照射することにして, その結果をまとめた論文が雑誌Gannの1937年12月号にのりました.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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