Japanese
Title座長のまとめ I. 肝・胆・膵
Subtitle第22回 日本核医学会総会座長まとめ
Authors前川全, 高橋貞一郎, 石井勝己, 金子昌生, 田辺正忠, 柄川順, 油井信春, 湯本泰弘, 長瀬勝也, 国安芳夫, 前田知穂, 竹中榮一
Authors(kana)
Organization
Journal核医学
Volume20
Number4
Page451-456
Year/Month1983/5
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract(263-266)高見ら(茅ケ崎市立)は, 肝シンチグラム施行時に, シンチパックによる定量的解析を同時に併用し, その臨床的有用性について述べた. すなわち, 肝血流量指標(K)は, 肝硬変で著しく低下し, 脾/肝比(S/L)は, 腫瘍外の全肝疾患群で上昇, 特に肝硬変で著明であり, 肝推定重量(W)と肝前面面積(S)は, 急・慢性肝炎, 他の肝疾患群で大であったとし, これらの定量的情報は肝シンチグラムの正しい解釈に有用で, 特にびまん性肝疾患診断に対して, シンチグラム読影経験の浅い医師には有用であったと報告. ついで, 小泉ら(市立敦賀)は, 肝スキャン斜位像によるSOL検出能upについて述べた. 通常の4方向像所見に斜位2方向を加えることによって, その判定が変るか否かを, 核医学経験の長いグループと短いグループに分けて行ったところ, 判定の変動は, 経験の短い者の方が多く, また両者とも斜位像を加えることによってかえって読み過ぎによる誤診の傾向が見られた.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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