Japanese
Title座長のまとめ G. 心臓・血管
Subtitle第22回 日本核医学会総会座長まとめ
Authors成田充啓, 神原啓文, 大塚英司, 小林毅, 瀬戸光, 古賀靖, 木之下正彦, 山崎元, 西川潤一, 杉下靖郎, 森下健, 筆本由幸, 日下部きよ子, 岩崎尚弥, 廣江道昭, 大鈴文孝, 分校久志, 外山比南子, 石井靖, 前田寿登, 宮本篤, 利波紀久, 足立晴彦, 友田春夫, 浅原朗, 宮前達也, 小林剛
Authors(kana)
Organization
Journal核医学
Volume20
Number4
Page439-449
Year/Month1983/5
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract(123-126)本セッションでは, 右室, 肺でのTl活性に関する演題が論ぜられた. 信大, 平山らは, 呼吸器疾患343例を対象に, 右室負荷診断における安静時Tl心筋シンチの有用性を検討した. 32%で右室壁が描出され, その描出の程度は, dyspneaの強さ, PaO2の低下, %肺活量の低下と比例することを示した. また, 右室描出の出現率は, ECGでのRVHの診断率より優れているとし, 従来の報告通り, 右室肥大診断におけるTl心筋シンチの有用性を示した. 鹿児島大学, 片岡らは, 右冠状動脈狭窄(RCA-St)の診断における, 運動負荷Tl心筋シンチ(Ex-Tl)での右室(RV)描出の意義に関して報告した. すなわち, RCA-St26例中15例(58%)で, Ex-Tlで一過性のRV描出不良が検出され, これは従来のRCA-Stの診断基準である左室下壁のdefectの出現(43%)より頻度が大というもので, BachmanやBrownらが示したRCA-Stの診断に際して, Ex-Tlでの右室描出の有無に注目すべきであるとする報告を裏づけた.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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