Japanese
Title中枢神経系における11CO2ガスの代謝研究 - ラット脳内11CO2固定の可能性 -
Subtitleノート
Authors河野義恭*, 桜川宣男*, 松井晨*, 有馬正高**, 里吉栄二郎**, 飯尾正明***, 唐沢孝****
Authors(kana)
Organization*国立武蔵療養所小児神経科, **神経センター, ***国立療養所中野病院, ****理化学研究所
Journal核医学
Volume20
Number3
Page361-365
Year/Month1983/4
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 最近医用小型サイクロトロンより生産される超短半減期RI (11C, 13N, 15O, 18Fなど) の臨床応用が進んできた. これらの核種による標識化合物 (18FDG, 13NH3など) を投与して, positron emission computed tomography (PET) による画像化と脳局所代謝率の測定が行われるようになった. その定量化には代謝面での裏付けが必要であり, Sokoloffは14C-デオキシグルコースによる脳局所糖代謝率を測定し, Kuhlらは18FDGを臨床応用している. しかし他の標識化合物 (11CO2, 13NH3など) の代謝については未解決の事項が多いが, 最近研究報告が見られるようになった. われわれは11CO2のPETによる画像化に伴い, その代謝と動態の研究を進めてきた. 実験動物を用い, 脳内のトリクロル酢酸 (TCA) 可溶性成分を分析した結果, 吸入された11CO2ガスが解糖呼吸系中間代謝産物に取り込まれることを確認し, 従来の報告と比較検討したので報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsCyclotron, 11CO2 fixation, Rat's brain

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