Japanese
TitlePhadebas CEA PRIST(R) キットによる血中CEA値測定の検討
Subtitleノート
Authors吉井正雄*, 中島言子**, 森田陸司**, 鳥塚莞爾**
Authors(kana)
Organization*公立小浜病院内科, **京都大学医学部附属病院放射線核医学科
Journal核医学
Volume20
Number1
Page91-97
Year/Month1983/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」Carcinoembryonic Antigen (以下CEA) は, 1965年GoldおよびFreedmannによって見い出された癌胎児性抗原である. 1969年Tomsonらによってradioimmunoassay法 (以下RIA) が確立されて以来多くの測定法が開発され, 各種疾患々者の血中CEA値が測定される様になった. その結果, CEAは腫瘍特異抗原ではなく, 腫瘍に付随して増加する腫瘍関連抗原 (TAA) であること, またその血中値の測定はスクリーニング的な癌診断に用いるのではなく, 悪性腫瘍の病勢とよく相関することより, 治療効果の判定や経過観察・予後の推定などの一つの指標として用いる方が適当であることが知られるに至った. わが国でもすでに数種の血中CEA値測定のキットが市販され, 臨床的に広く利用されている. 著者らはこれまでにも数種のCEA測定用キットの検討を行ったが, 今回Pharmacia社の開発した, 固相法によるPhadebas CEA PRIST(R) キット (塩野義製薬(株)) を試用する機会を得, その基礎的臨床的検討を加えたのでその結果を報告する.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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