Japanese
TitleProtein A を用いたα-fetoprotein測定用RIA kit "リアグノストAFP-タキソルブ" の基礎的ならびに臨床的検討
Subtitleノート
Authors高坂唯子*, 野口正人**, 福田善弘***, 中野博***, 森田陸司*, 鳥塚莞爾**
Authors(kana)
Organization*京都大学医学部附属病院放射線部, **核医学科, ***第二内科
Journal核医学
Volume19
Number10
Page1551-1558
Year/Month1982/12
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」 1956年, Bergstrandらにより報告されたヒトのα-fetoprotein (AFP) は分子量約7万の糖蛋白を含む胎児性蛋白である. 1963年, Abelevらはマウス移植性肝癌がAFPを産出することを報告し, 1964年にはTatarinovが原発性肝癌のヒト血清中に大量のAFPが含まれていることを報告した. 1972年にラジオイムノアッセイによるAFP測定が可能になって以来, AFP測定は肝疾患特に原発性肝癌の診断法として重要視されている. 現在, 多種類の測定キットが市販されているが, 今回, われわれはヘキスト社により開発されたリアグノストAFP-タキソルブキットを入手し, 若干の検討を加えたので報告する. 「II. 測定原理と測定方法」 本法の測定原理は抗原抗体反応によるラジオイムノアッセイ法であるが, その特徴はBF分離剤に黄色ブドウ球菌 (Staphylococcus aureus) Cowan I株菌の菌体成分であるprotein AのFc-receptor部分と第2抗体を結合させたものを用いている点である.
Practice臨床医学:一般
KeywordsRadioimmunoassay, α-fetoprotein, Hepatoma, Cancer, Tumor marker

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