Japanese
Title99mTc標識化合物の品質管理に対する Gel Chromatography Column Scanning (GCS) 法の検討
Subtitleノート
Authors木田利之*, 鈴木晃**, 樋口義典**
Authors(kana)
Organization*日本電信電話公社福島健康管理所, **福島県立医科大学放射線科
Journal核医学
Volume19
Number7
Page1091-1097
Year/Month1982/8
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 現在, 核医学分野においては, 比較的短半減期であり, そのγ線の優れた物理学的性質を有するため, いろいろな99mTc標識化合物が広く利用されていることは周知の事実である. しかしながらしばしばこれらの標識化合物を用いて, 目的とする臓器の鮮明な画像が得られないばかりか, 目的以外の臓器までが描出され, シンチグラムの読影に大きな支障をきたすことを経験する. これは調整された99mTc標識化合物内に目的とする化合物以外の放射化学的不純物の混在によることが十分考えられる. それ故, 99mTcを標識調製するたびごとに, 得られた標識化合物の品質管理がどうしても必要である. われわれは, Darte, Perssonが推賞する臨床に実用的な品質管理法すなわちGel chromatography column scanning法 (以下GCS法と略す) に若干改良を加え, 本法の有用性について検討したので報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsGel chromatography scanning, Quality control, 99mTc-radiopharmaceuticals

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