Japanese | |
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Title | ラジオイムノアッセイによる血清胆汁酸の測定 - キットの基礎的検討および臨床応用 - |
Subtitle | ノート |
Authors | 西野執*, 成木行彦*, 大塚幸雄* |
Authors(kana) | |
Organization | *東邦大学医学部第一内科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 19 |
Number | 7 |
Page | 1077-1085 |
Year/Month | 1982/8 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. 緒言」 胆汁酸はコレステロールから肝臓において特異的に合成され, 腸肝循環を行っている. 肝で合成された一次胆汁酸, すなわちコール酸とケノデオキシコール酸が胆汁中に排泄され腸内細菌により7-α脱水酸化を受け二次胆汁酸, すなわちデオキシコール酸およびリトコール酸となり腸管より吸収され門脈を経て肝へ帰る. 胆汁酸はグリシンまたはタウリンのようなアミノ酸と抱合しており, ごく一部は硫酸抱合型として存在している. また一次胆汁酸は総胆汁酸の75〜80%を占めている. 血中胆汁酸のレベルは主として肝臓での胆汁酸の摂取能, 腸管からの吸収などによりコントロールされているが肝胆道疾患においては血中胆汁酸レベルの異常上昇が以前から知られていた. 血中胆汁酸レベルの測定を肝機能検査として役立てようとする試みは古くから行われてきたが, 従来のガスクロマトグラフィーによる方法は, かなりその測定操作が複雑であり, また手法上臨床で多数の試料をスクリーニング的に処理することは困難である. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Glycocholic acid, Radioimmunoassay, 125I-glycocholic acid, Hepato-biliary disease |