Japanese
TitlePhadebas CEA PRISTキットの基礎的および臨床的検討
Subtitleノート
Authors千田麗子*, 辻野大二郎*, 白倉広久*, 四方田裕*, 清水真*, 福島正道*, 佐々木康人**, 染谷一彦*
Authors(kana)
Organization*聖マリアンナ医科大学第三内科, **東邦大学医学部放射線科
Journal核医学
Volume19
Number6
Page975-982
Year/Month1982/7
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」近年, 臨床医学における癌の血清学的診断法の必要性は高まってきており, 多くの腫瘍マーカーが報告されその臨床での応用が進んでいる. 中でもGoldらにより大腸癌特異抗原として報告されたCarcino embryonic antigen(CEA)はその後, 結腸癌以外の多くの種類の癌でも血中に出現すること, また非癌患者や正常人にも存在することが認められ癌関連抗原の一つと考えられ, 現在腫瘍マーカーの代表的なものとされている. 血中CEA濃度の測定は, 癌の早期診断的価値は低いが癌のスクリーニング検査, 進行度の判定, 治療効果の観察, 再発の予知などでの臨床的有用性が広く知られている. しかしCEA自身が多様性を示すといわれ, この為各測定法の標準CEAもある程度異なり, また抗体も異なるといわれている. さらにCEAと抗原の部分共通性を示す関連抗原(NCA, NCA-2)なども知られ現在使用されている各測定法はある程度これらを含めて測定されていると考えられる. それゆえ各測定法の測定結果の判定基準値も異なっている.
Practice臨床医学:一般
KeywordsCEA, Sandwich method, Tumor marker.

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