Japanese
Title99mTc-MAA肺血流シンチグラムによる心筋の描出
Subtitleノート
Authors瀬戸光*, 多田明**, 二谷立介*, 亀井哲也*, 柿下正雄*, 久田欣一**
Authors(kana)
Organization*富山医科薬科大学医学部放射線医学教室, **金沢大学医学部核医学教室
Journal核医学
Volume19
Number6
Page959-964
Year/Month1982/7
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」チアノーゼを有する先天性心疾患の肺動脈血流の分布状態ならびに心右-左短絡率の評価に131I-MAA(大凝集ヒト血清アルブミン)や99mTc-MAAの静注による肺血流シンチグラフィーが施行されてきた. 心右-左短絡が存在すればその程度により, シンチグラム上, 腎, 脾, 脳, 甲状腺などが肺とともに描出されてくる. しかし99mTc-MAAの静注による心筋の描出に関してはこれまでわずかに2例の症例報告を認めるにすぎず, いずれも短絡率との関係については言及されていない. われわれは4名の先天性心疾患患者で施行した99mTc-MAAの静注による全身線スキャン法での心右-左絡率の測定に際し, 肺血流シンチグラム上, 心筋が描出された3症例を経験したので, 心筋の描出と短絡率を含めた心血行動態との関係について考察を加えたので報告する. 「II. 症例」[症例1]24歳 男性 主訴:労作時の息切れ 現病歴:生後早期にチアノーゼを指摘され, 心疾患があると言われていた.
Practice臨床医学:一般
Keywords99mTc-MAA, Perfusion lung scintigram, Cardiac right-to-left shunt, Myocardium.

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