Japanese
Titleダイナボット社・フェリチンRIAキットの基礎的検討Basic Evaluation of Ferritin Radioimmunoassay Kit "DAINABOT"
Subtitleノート
Authors小川克仁*, 安間秋靖*, 森田正道**, 松井信夫***, Katsuhito OGAWA*, Akiyasu YASUMA*, Masamichi MORITA**, Nobuo MATSUI***
Authors(kana)
Organization*国立豊橋病院内科, **国立豊橋病院臨床検査部, ***名古屋大学環境医学研究所, *Department of Internal Medicine, National Toyohashi Hospital, **Central Laboratories, National Toyohashi Hospital, ***The Research Institute of Environmental Medicine, Nagoya University
Journal核医学
Volume19
Number3
Page487-492
Year/Month1982/4
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」フェリチンは細胞内に存在する鉄貯蔵蛋白であり, 鉄代謝に重要な役割をもっている. 1972年Addisonらは高感度のradioimmunoassay(以下RIA)を用い, フェリチンが細胞内のみならず正常人血中にも存在することを証明し, さらに鉄欠乏性貧血で低値, 鉄負荷により高値をみとめ, その濃度が生体の鉄貯蔵量を反映することを報告した. 以来種々の病態における血中フェリチン濃度の検討がなされ, 肝炎等の細胞障害性疾患により逸脱性に高値を示すとされ, また近年になりフェリチンのtumor markerとしての意義に注目が集められている. 今回われわれは, 最近開発されたダイナボット社・フェリチンRIAキットの提供をうけ, その基礎的検討を行う機会を得た. 本キットは二抗体法を用いたもので, 操作が簡便であり, かつincubation時間が短かい等の点で, 最近のRIAの臨床的応用の普及に合致する有用性をもつものと思われたので, その検討の結果をここに報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsFerritin, Radioimmunoassay.

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