Japanese
Titleプラスチックビーズを固相とする新しいα - フェトプロテイン測定法Measurement of α - fetoprotein by Radioimmunometric Assay Using Plastic Bead as a Solid Phase
Subtitleノート
Authors飯尾篤*, 和田真理*, 阿多まり子*, 伊東久雄**, 小泉満**, 石根正博**, 稲月伸一**, 浜本研**, Atsushi IIO*, Mari WADA*, Mariko ATA*, Hisao ITO**, Mitsuru KOIZUMI**, Masahiro ISHINE**, Shinichi INATSUKI**, Ken HAMAMOTO
Authors(kana)
Organization*愛媛大学医学部附属病院中央放射線部, **愛媛大学医学部放射線科, *Central Radiology Division, Ehime University Hospital, Faculty of Medicine, Ehime University, **Department of Radiology, Faculty of Medicine, Ehime University
Journal核医学
Volume19
Number2
Page323-329
Year/Month1982/3
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」Bergstrandらは, 1957年, 成人には存在しない, 電気泳動上α-グロブリン領域に認められる蛋白を, ヒト胎児血清中に発見した. 次いで1963年Abelevらは, 妊娠中や出産直後のマウスに出現するこの蛋白が, 動物に肝細胞癌を移殖すると出現する蛋白と同じものであることを報告し, 胎児性α-グロブリンと名づけた. 1964年には, Tatarinovが, この蛋白が, 原発性肝癌患者の血清中に存在することを報告し, 1970年Ruoslahtiらは, radio-immunoassay(RIA)によって, この蛋白α-フェトプロテイン(AFP)を測定した. 現在では, AFPの測定は, 日常診療上広く普及し, 原発性肝癌の診療に不可欠となっている. この他, 悪性奇形腫, 卵黄のう腫, 胎児奇形の診断にも有用である. RIAによるAFP測定用キットは, 本邦でも数社から発売されており, 2抗体法や, ポリエチレングリコールを用いる方法などがある.
Practice臨床医学:一般
Keywordsα-fetoprotein, radioimmunometric assay, plastic bead, liver disease

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