Japanese |
Title | RIA - Quant P. A. P test kitによる血中Prostatic Acid Phosphatase (PAP) の測定 Studies on the Measurement of Serum Prostatic Acid Phosphatase with RIA - Quant PAP Test Kit |
Subtitle | ノート |
Authors | 川村寿一*, 吉田修*, 高坂唯子**, 吉井正雄**, 森田陸司**, 鳥塚莞爾**, Juichi KAWAMURA*, Osamu YOSHIDA*, Tadako KOUSAKA**, Masao YOSHII**, Rikushi MORITA**, Kanji TORIZUKA** |
Authors(kana) | |
Organization | *京都大学医学部泌尿器科教室, **京都大学医学部附属病院放射線部核医学教室, *Department of Urology, Faculty of Medicine, Kyoto University, **Departments of Radiology and Nuclear Medicine, Faculty of Medicine, Kyoto University |
Journal | 核医学 |
Volume | 19 |
Number | 2 |
Page | 313-322 |
Year/Month | 1982/3 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. まえがき」 近年, 注目されている各種腫瘍マーカーは腫瘍の診断のみならず, 治療経過のモニターにも使えて, 臨床腫瘍学上, きわめて有用である. 腫瘍マーカーのうち, 前立腺性酸フォスファターゼ(Prostatic Acid Phosphatase; PAP)は前立腺の腺上皮から産生されて血中に放出され, 精液中にも極めて高い酵素活性が証明されている. このPAPの血中レベルの増加は前立腺ガンに特異的なものとして古くから知られているところである. しかし, 従来から, 本酵素の測定に際して手技上の問題点として, 1)PAPは温度やpHに対して不安定であり, 2)酵素反応に用いる基質によって他の臓器由来の酸フォスファターゼが反応したり, 3)PAP阻害剤として用いるl(+)-tartrateは必ずしもPAPにのみ特異的に反応するものでないこと, 4)採血の条件により, 血液凝固, 溶血があると, 血小板や赤血球からの酸フォスファターゼが混和することがあり, そして, 5)測定手技自体に相当熟練を要し, 再現性の維持がむつかしいことなどがあげられてきた. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Prostatic Acid Phosphatase, Prostatic Cancer, Radioimmunoassay |