Japanese
Title99mTc - Sn colloidによる副脾の描出Accessory Spleen Demonstrated by 99mTc - Sn Colloid Scintigraphy in Patients without Surgical Splenectomy
Subtitleノート
Authors瀬戸光*, 柿下正雄*, 二谷立介*, 亀井哲也*, 羽田陸朗*, 石崎良夫*, 古本尚文*, Hikaru SETO, Masao KAKISHITA, Ryusuke FUTATSUYA, Tetsuya KAMEI, Mutsuo HADA, Yoshio ISHIZAKI, Naofumi FURUMOTO
Authors(kana)
Organization*富山医科薬科大学医学部放射線医学教室, Department of Radiological Sciences, Faculty of Medicine, Toyama Medical and Parmaceutical University
Journal核医学
Volume19
Number2
Page275-279
Year/Month1982/3
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」副脾は稀なものではなくHalpertらは剖検で10.8%に認めている. 本態性血小板減少性紫斑病や球状赤血球症では脾切除術により症状が寛解した後に再発した症例においては, 体外計測法やシンチグラフィーにより副脾が高率に検出されている. しかし術前のシンチグラフィーではいずれの症例も副脾が検出されていない. 正常な脾臓が存在する場合, 副脾がシンチグラフィーにより描出されることは極めて稀であり, 術前に副脾の確定診断のついた症例は現在までわれわれの知る限りでは報告されていない. 最近, われわれは脾切除術を受けていない患者で99mTc-Sn colloid肝脾シンチグラフィーにより, 副脾が描出された3症例を経験したので, これらの症例の共通点ならびに副脾が描出された機序について若干の考察を加えたので報告する. 「II. 方法および対象」99mTc-Sn colloid(スズコロイド)は調整用バイアルにNa 99mTc-O4溶液2〜4mlと塩化第一スズ(SnCl2: 0.38 mg)溶液2ml(日本メジフィジックス社製)を注入, 良く振盪してから10分間室温に放置して調整した.
Practice臨床医学:一般
KeywordsAccessory spleen, 99mTc-Sn colloid, Liver-spleen scintigraphy

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