Japanese |
Title | 固相化抗T4抗体を用いたFT4 RIAキットの基礎的臨床的検討Measurement of Free Thyroxine Concentration Employing Solid - supported Anti - T4 Antibody |
Subtitle | ノート |
Authors | 小豆沢瑞夫*, 芦田信之***, 三木哲郎*, 土井啓****, 宮井潔**, 熊原雄一*, Mizuo AZUKIZAWA*, Nobuyuki ASHIDA***, Tetsuro MIKI*, Kei DOI***, Kiyoshi MIYAI**, Yuichi KUMAHARA* |
Authors(kana) | |
Organization | *大阪大学医学部付属病院第四内科, **中央臨床検査部, ***大阪血清微生物研究所, ****大阪府立成人病センター, *Department of Medicine and Geriatrics, **Department of Laboratory Medicine, Osaka University Medical School, ***Osaka-Kessei Research Laboratory, ****Center for Adult Disease of Osaka |
Journal | 核医学 |
Volume | 19 |
Number | 1 |
Page | 131-138 |
Year/Month | 1982/2 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」血中甲状腺ホルモンであるサイロキシン(T4)は大部分が血清蛋白に強く結合しており, わずかに遊離した部分(Free T4)が細胞に入り, 生物活性をあらわすとされている. したがって, 血中Free T4の測定は甲状腺機能のもっともよい指標と考えられる. FT4を直接定量するには, FT4が総T4量の約0.03%にすぎないため非常に高感度な測定系が必要であること, また, FT4が結合蛋白とT4との平衡により決定される量であるため, 測定中に新たな平衡状態へ移行する可能性があることなどの問題がある. 現在行われているFT4値の測定法としては透析による方法が一般的である. それには, 透析率(%dialysable T4)%を求めtotal T4を乗じて算定する方法や透析外液中のT4を高感度RIAにて直接定量する方法がある. また抗T4抗体を用いて血清中のT4よりFT4量に応じた量を抽出しRIAにて定量する方法もある. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | FT4, FT4 RIA, free thyroxine FT4 index |