Japanese
TitleRadioimmunoassayによる血中遊離サイロキシン濃度の測定 - Amerlex FT4 RIA kitの検討 - Evaluation of a Radioimmunoassay kit for Serum Free Thyroxine, Amerlex FT4
Subtitleノート
Authors小西淳二*, 高坂唯子*, 飯田泰啓*, 御前隆*, 笠木寛治*, 遠藤啓吾*, 中川毅**, 鳥塚莞爾*, Junji KONISHI*, Tadako KOUSAKA*, Yasuhiro IIDA*, Takashi MISAKI*, Kanji KASAGI*, Keigo ENDO*, Tsuyoshi NAKAGAWA**, Kanji TORIZUKA*
Authors(kana)
Organization*京都大学医学部放射線核医学科, **三重大学医学部放射線科, *Department of Nuclear Medicine and Radiology, Kyoto University School of Medicine, **Department of Radiology, Mie University School of Medicine
Journal核医学
Volume19
Number1
Page115-124
Year/Month1982/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」血中サイロキシン(T4)およびトリヨードサイロニン(T4)の大部分はT4結合グロブリン(TBG)を主とするT4結合蛋白に結合しており, 正常血清では全T4の0.02%, T3ではその0.2%が遊離型で存在するに過ぎない. しかし, この少量の遊離T4(FT4)や遊離T3が実際に組織で利用され, 作用を発現するものと考えられ, 甲状腺の機能状態を最もよく反映する指標とされている. これまで臨床的には血中総T4および総T3濃度の測定が広く行われているが, これらは妊娠をはじめ各種疾患や薬剤の影響などでTBG量が変化した場合には, その測定値が機能状態と一致しない難点を有している. FT4の測定法としては, 従来, 平衡透析法が主として用いられているほか, 限外濾過法やゲル濾過法などもあるが, いずれも手技が煩雑であり, 熟練を要するため, 日常検査として用いられるには至らなかった.
Practice臨床医学:一般
KeywordsFree thyroxine, Radioimmunoassay, Amerlex FT4 RIA kit

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