Japanese
TitleRadioimmunoassayによる血清PAP (前立腺性酸性ホスファターゼ) の測定 - "GammaDab PAP Kit" による検討 - Measurement of Serum Prostatic Acid Phosphatase by Radioimmunoassay - Evaluation of "GammaDab PAP Kit" -
Subtitleノート
Authors日比望*, 山崎春城*, 塚田裕*, 平井秀松*, Nozomu HIBI*, Haruki YAMAZAKI*, Yutaka TSUKADA*, Hidematsu HIRAI*
Authors(kana)
Organization*北海道大学医学部第一生化学, Department of Biochemistry, School of Medicine, Hokkaido University
Journal核医学
Volume19
Number1
Page105-114
Year/Month1982/2
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」1938年Gutmanらにより前立腺癌, 特に骨転移のある患者で血清酸性ホスファターゼの活性が著しく上昇することが報告された. それ以来血清酸性ホスファターゼの測定が前立腺癌の診断および治療効果の判定に有効であることが知られ, 血清学的検査として一般に行われるようになった. しかし血清中の酸性ホスファターゼは前立腺をはじめ幾つかの組織・血球などに由来する複数のアイソザイムから成っているため, 酵素活性の上昇が必ずしも直接前立腺癌とは結びつかない点があった. そこで前立腺に由来する酸性ホスファターゼ(prostatic acid phosphatase, 以下PAPと略)の活性が酒石酸で強く阻害されることから, 血清酸性ホスファターゼのうち酒石酸感受性の酵素活性部分を測定する方法が考えられたが, この測定方法も時として前立腺癌以外に偽陽性(false positive)がみられ, 未だ反応の特異性は十分でなかった.
Practice臨床医学:一般
KeywordsProstatic acid phosphatase, Radioimmunoassay, Gamma Dab kit, Double antibody, Prostatic carcinoma

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