Japanese
Title座長のまとめ シンポジウム O. 骨・関節
Subtitle第20回 日本核医学会総会座長まとめ
Authors小山田日吉丸, 大森薫雄, 奥山武雄, 中島哲夫, 石井勝己
Authors(kana)
Organization
Journal核医学
Volume18
Number5
Page645-646
Year/Month1981/6
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract(219-221) 川崎医大・大塚らの報告は骨腫瘍と血中プロスタグランディンE値の関係についてであった. それによれば, 動物実験では腫瘍が骨髄中に限局している場合には上昇を認めないが, 骨質をおかしはじめると有意の上昇がみられるということである. 骨シンチグラムは元来それのみでは悪性か良性かの区別をつけにくい弱点があるので, 将来は骨転移の判定に補助的役割を果たすようになりそうである. 大阪市大・石川らの発表は99mTc-MDPの集積部位についてのもので, 骨反応のみられる辺縁への集積を昨年同様きれいな写真で示してくれた. 最近の装置の解像力の向上に伴う欠損像出現頻度の上昇が理解される. 帝京大・川田らの発表は非定性的とも言える骨シンチグラムの欠点を多核種を用いて補おうとするもので, 今後の研究が期待される. (222-225) 都立荏原病院の弥富らは頭蓋骨に見られた異常集積像の検討をおこない, 半数以上が全身骨転移の一部あるいは前徴を示すものであったことを報告した.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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