Japanese
Title座長のまとめ シンポジウム G. 血液・骨髄・脾・網内系
Subtitle第20回 日本核医学会総会座長まとめ
Authors刈米重夫
Authors(kana)
Organization
Journal核医学
Volume18
Number5
Page638-638
Year/Month1981/6
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract(93-99) 本セッションは造血器という比較的特殊な臓器で, しかも学会最終セッションであったが, 会場はほぼ満員で活発な討議が行なわれた. まず, 93, 97席で111In標識顆粒球の炎症巣の描出と好中球回転への応用について発表された. 93席では動物で111In-oxine標識好中球は67Gaと同程度の膿瘍への集積をみとめた, 一方97席では人体での炎症巣描出の実例を提示し, また好中球回転の観察にも充分応用し得ることを明らかにした. 94, 95席は111In-chlorideによる骨髄シンチグラムの問題で, 94席では99mTcコロイドによる場合とを定量的に比較し症例によっては両者に相異のあることを示し, 95席は骨髄の広がりと他の造血能検査値との関係を調べた. 96席は51Cr赤血球寿命の解析を51Cr溶出率を補正した真の寿命を算出すべく電算機を用い行った. 98席は111In標識血小板で回転と血栓描出を行い, この方面への応用の糸口を示し, 99席は111In標識リンパ球の回転を観察し, 比較的不明であったこの分野の知見を一歩進めた.
Practice臨床医学:一般
Keywords