Japanese
Title座長のまとめ シンポジウム F. 腫瘍
Subtitle第20回 日本核医学会総会座長まとめ
Authors折井弘武, 伊藤安彦, 石川大二, 鴛海良彦, 川名正直
Authors(kana)
Organization
Journal核医学
Volume18
Number5
Page636-637
Year/Month1981/6
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract(67-72) 演題67-72では67Ga (演題68) , 99mTc-polynuclear complex (演題69, 70) , 201TL (演題71) , ブレオマイシン錯体 (演題72) のがん集積性の実験腫瘍による解析と, RI投与後の腫瘍イメージ増強の試み (演題67) が報告された. 67Ga, 201Tl, 99mTc-polynuclear complex, 57CO-bleomycinともに腫瘍におけるメカニズムはまったく異なっており, 共通の機序のないこと自体がむしろ注目されるが, いずれの報告も極めて興味あるものであり, やがて国際的にも議論をひきおこすであろうと思われる. また, 演題67はGa投与後の腫瘍イメージ改善の手段としてだけでなく, Gaの鉄代謝と関連した面の解明にも役立つであろう. 99mTc-polynuclear complexについては演者は一連の幅広い考察をつづけており, Tcの原子価の値の変化によって臓器分布が異なるという結果を示したが, とくにがんの集積性がどのようにして生ずるか, について今後の報告を期待したい.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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