Japanese |
Title | 抗T4抗体封入マイクロカプセルを用いたRIAキット (Damon) による血清遊離サイロキシン測定法の検討An Assessment of Measuring Serum Free Thyroxine with a RIA kit utilizing Prebound Anti - T4 Microcapsules (Damon) |
Subtitle | ノート |
Authors | 浅津正子*, 佐々木康人**, 星賢二*, 小野寺よう子*, 千田麗子*, 関田則昭*, 染谷一彦*, Masako ASATSU*, Yasuhito SASAKI**, Kenji HOSHI*, Yohko ONODERA*, Reiko CHIDA*, Noriaki SEKITA*, Kazuhiko SOMEYA* |
Authors(kana) | |
Organization | *聖マリアンナ医科大学第3内科, **東邦大学医学部放射線科, *The 3rd Department of Internal Medicine, St. Marianna University School of Medicine, **Department of Radiology, Toho University School of Medicine |
Journal | 核医学 |
Volume | 18 |
Number | 10 |
Page | 1497-1505 |
Year/Month | 1981/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」血中甲状腺ホルモンは, 大部分が輸送蛋白であるTBGと結合して存在するが, 実際にホルモン活性をもつものは, 蛋白から遊離したFree T4(FT4)であると言われている. したがってFT4の測定は, 最もよく甲状腺機能を反映すると考えられる. しかしFT4は, 血中Total T4(TT4)の約0.03%と微量であるため, 測定がむずかしく, 臨床的に応用されることは少なかった. 1962年にSterlingらにより, 平衡透析による%free T4の測定がはじめられ, その後種々の改良が加えられ, 透析操作に加えてゲル濾過法, 限外濾過法, およびガスクロマトグラフ法を組み合わせた操作が行なわれているが, 手技が煩雑なため日常検査にはとり入れられていない. 最近種々のFT4 RIA法が開発され, わが国でも治験が行われているが, われわれはCorning社のFT4キットに引き続き, 今回Damon Diagnostics社の遊離型サイロキシン測定キット(ミドリ十字社提供)を使用する機会を得たので, その基礎的検討と臨床応用について報告する. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Free T4, TBG, Non thyroidal diseases, thyroidal diseases. |