Japanese
Title2 - site immunoradiometric assay法を用いたPhadebas Ferritin PRIST (R) キットの基礎的検討と臨床応用Measurement of Plasma Ferritin by 2 - site Immunoradiometric Assay (Phadebas Ferritin PRIST (R)) - Evaluation of the Kit and Clinical
Subtitleノート
Authors辻野大二郎*, 佐々木康人**, 千田麗子*, 染谷一彦*, Daijiro TSUJINO*, Yasuhito SASAKI**, Reiko CHIDA*, Kazuhiko SOMEYA*
Authors(kana)
Organization*聖マリアンナ医科大学第3内科, **東邦大学医学部放射線科, *The 3rd Department of Internal Medicine, St. Marianna University School of Medicine, **Department of Radiology, Toho University School of Medicine
Journal核医学
Volume18
Number10
Page1489-1495
Year/Month1981/12
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」フェリチンは人体における主要な鉄貯蔵物質であり, 肝, 脾, 骨髄, 心, 腎, 胎盤などを中心にあらゆる組織中に存在している. 化学的構造は24のサブユニットから成る分子量約45万のアポフェリチン蛋白の殻と鉄を含む核より成る. 各臓器のフェリチンは生化学的に不均一性を示し, イソフェリチンの集合と考えられている. 1972年Addisonらがimmunoradiometric assay(IRMA)法によるフェリチン測定法を報告した. これにより微量の血清中フェリチンの存在が知られ, この濃度が臨床的鉄欠乏や過剰状態をよく反映することが報告された. 最近ではこれ以外にも肝疾患をはじめとする良性疾患, 白血病や悪性リンパ腫, 癌などで血清中フェリチン値が生体内鉄貯蔵と相関せず上昇することが知られ臨床的応用が期待されている. 今回われわれは2-site IRMA法を用いたPhadebas Ferritin PRISTキット(Pharmacia社製, 塩野義製薬提供)を使用する機会を得たので, その基礎的検討の結果と他のキットとの相関および癌を中心とする臨床検討について報告する.
Practice臨床医学:一般
Keywords2-site immunoradiometric assay, Ferritin, Tumor marker

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