Japanese
TitlePAP 「栄研」 の基礎的および臨床的検討Fundamental and Clinical Study of PAP 'Eiken'
Subtitleノート
Authors樋口義典*, 木田利之*, Yoshisuke HIGUCHI, Toshiyuki KIDA authorskana:
Authors(kana)
Organization*福島県立医科大学附属病院放射線科, Fukushima Medical College, Department of Radiology
Journal核医学
Volume18
Number10
Page1451-1457
Year/Month1981/12
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」酸性ホスファターゼは, 赤血球・肝・脾・腎・骨髄など広く分布しているが, 特に前立腺組織とその分泌中に多量に含まれる. L(+)酒石酸が血清中の本酵素のうち前立腺分画を抑制することを利用して, 総酸性ホスファターゼと前立腺分画とを分けて測定する方法(Fishman-Lerner法)が, 前立腺癌の診断に広く利用されているが, 特異性については問題がある. また, 腫腸マーカーとして有用なCEAは, 前立腺癌でも上昇するが, false negativeも多く確実な方法とは言えない. 近年, radioimmunoassay法による前立腺酸ホスファターゼ(Prostatic acid phosphatase; PAP)測定法が開発されたが, 今回, われわれは栄研イムノケミカル株式会社の開発したRIAキット(PAP「栄研」)を使用する機会を得て, その基礎的および臨床的検討を行ったので報告する.
Practice臨床医学:一般
Keywordsradioimmunoassay, prostatic acid phosphatase, prostatic hypertrophy, prostatic cancer

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