Japanese |
Title | 99mTc硫化レニウムコロイドによるリンパ節シンチグラフィーの臨床知見 |
Subtitle | ノート |
Authors | 伊藤和夫*, 鎌田正*, 斎藤知保子**, 溝江純悦*, 篠原正裕*, 辻井博彦*, 古舘正従* |
Authors(kana) | |
Organization | *北海道大学医学部放射線科, **市立札幌病院放射線科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 18 |
Number | 9 |
Page | 1359-1365 |
Year/Month | 1981/11 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」 悪性腫瘍の転移機序に関してはリンパ組織が重要な要因となっている. 従ってこのリンパ節の機能的・形態的把握は悪性腫瘍の治療計画, 治療効果の判定や経過観察など, 他臓器組織への悪性腫瘍の浸潤を把握する事と同様に重要である. 放射性コロイドによるリンパ節スキャンは, 被検者に対する侵襲が少なく, リンパ管造影の施行が難しいヨード過敏症, 慢性拘束性肺疾患や乳幼児, またリンパ管造影の施行が困難な旁胸骨リンパ節の描出, 顎部リンパ節などの描出に利用されてきた. 99mTc硫化レニウムコロイド(以下99mTcReCと略す)は, 99mTc硫黄コロイドの10 〜 60nmの微小成分中に含まれていると報告されているが, リンパ節スキャン用としてはフランスで開発された. この99mTcReCの粒子サイズは5nm以下とされ, このためリンパ管への吸収が速やかで, リンパ節描出にすぐれた特性を有している事が期待された. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Lymphoscintigraphy, Lymphnode, Metastases, 99mTc-Rhenium sulfide colloid |