Japanese
Title振動障害者における筋障害の一指標としてのラジオイムノアッセイによるミオグロビン定量の診断的価値
Subtitleノート
Authors木田利之*, 樋口義典*, 成田滋**
Authors(kana)
Organization*福島県立医科大学放射線科, **成田クリニック
Journal核医学
Volume18
Number6
Page841-844
Year/Month1981/7
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」振動障害者においては, 軟部組織障害の一つとして, 上肢とくに前腕から末梢筋にかけて筋萎縮を起こすことが知られている. 今回われわれは, これらの筋萎縮に伴い, 振動障害者の血清ミオグロビン(以下Mbと略す)値になんらかの変化をもたらすものと考え, ラジオイムノアッセイ法(以下RIA法と略す)による血清Mb定量を試み, 振動障害と血清Mb値との関連について検討したので報告する. 「II. 対象」検索対象は, 某鋳鋼製造工場の振動工具(とくにチッピングハンマー, エァーグラインダー)使用作業者について, 振動障害に関する特殊健康診断を実施した結果, 振動障害者と認定された15例, すべて男子, 年齢は38歳から54歳(平均年齢47.5歳)である. 対照として, 骨格筋障害または心筋梗塞の既往歴のないもの21例(男子, 平均年齢43.7歳)について検討し, われわれの教室における血清Mb値の正常範囲を決定した.
Practice臨床医学:一般
KeywordsVibration disease, Radioimmunoassay, Myoglobin

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