Japanese
TitleAFP RIAキット "Gamma Dab" の基礎的, 臨床的検討
Subtitleノート
Authors日比望*, 塚田裕*, 平井秀松*
Authors(kana)
Organization*北海道大学医学部第一生化学
Journal核医学
Volume18
Number4
Page511-520
Year/Month1981/5
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「1. はじめに」 1956年Bergstrandにより胎児血清のα1領域に成人血清には見られない蛋白成分として見い出されたα-フェトプロテイン(AFP)は, 1960年代の初めAbelev, Tatarinovらにより肝癌の際に再び出現してくることが認められ, 肝細胞癌およびヨークサック成分を含む悪性奇形腫の特異的な診断方法として一躍注目されるに至った. 1970年代に入りAFPが精製され, また高感度のradioimmunoassay(RIA)系が確立されるに及んで, 従来の寒天ゲル内拡散法ではAFPの証明されなかった疾患にもAFPが認められるようになり, 初期の特異的診断法としての意義は若干薄らいだが, 一方で肝炎, 肝硬変などの肝疾患, 主に胃癌などの悪性腫瘍の一部また産科, 小児科領域における異常妊娠, 胎児奇形, 乳児肝炎, 一部の先天性疾患などの診断ならびに経過観察, 予後の推定などにAFPの新たな意義が見い出されるようになった.
Practice臨床医学:一般
KeywordsAlpha-fetoprotein, Radioimmunoassay, GammaDab kit, Double antibody, Hepatoma

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