Japanese
TitleRadioimmunoassayによる血中遊離型サイロキシンの測定 - GammaCoat Free T4 Kitによる検討 -
Subtitleノート
Authors中川毅*, 信田憲行**, 松村要*, 中村和義*, 服部孝雄*, 田口光雄*
Authors(kana)
Organization*三重大学医学部放射線医学教室, **三重大学附属病院中央放射線部
Journal核医学
Volume18
Number3
Page385-400
Year/Month1981/4
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」血中遊離型甲状腺ホルモンは末梢でのホルモン代謝に関与する活性型ホルモンと考えられており, 各種甲状腺疾患のみならず, ホルモン結合蛋白の変動, 結合阻害物質の存在等の状態において甲状腺機能の診断に価値が高いことは, 既に多くの研究で検討されている. 従来, 遊離型ホルモンの測定には, 平衡透析法がよく用いられ, また, ゲル濾過法, 限外濾過法等も用いられて来たが, いずれも測定操作が繁雑であり, 長時間を要するため, 主として研究的に利用され, 日常検査として用いることは困難であった. 最近, ラジオイムノアッセイ(RIA)による測定法が開発されており, 測定操作の簡便化, 短時間に多本数の処理が可能となること等から日常検査として利用され得ると期待される. しかし, RIAによる測定法では, 測定系にホルモンとの結合力の強い抗体が存在するために, 従来の平衡透析その他の方法のように生理的なホルモンと結合蛋白間の結合平衡状態での測定は行なわれていないと推察される.
Practice臨床医学:一般
KeywordsFree thyroxine, radioimmunoassay

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