Japanese
TitleIMMO PHASE Free T4 RIAキットによる血清free T4の測定
Subtitleノート
Authors貴田岡博史*, 桜田俊郎*, 吉田克巳*, 深沢洋*, 海瀬信子*, 海瀬和郎*, 山本蒔子*, 斉藤慎太郎*
Authors(kana)
Organization*東北大学医学部第2内科
Journal核医学
Volume18
Number3
Page361-370
Year/Month1981/4
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」血清中のthyroxine(T4)の大部分はT4結合蛋白と結合しており, 遊離状態のT4(free T4)は微量で, 0.1%以下とされている. しかし, freeの型となったT4は代謝の面からみて, 生理的効果をあらわすと考えられ, またT4は実際にホルモンとしての作用を発揮するT3の前駆物質とも考えられている. 血清総T4(total T4)濃度はT4結合蛋白, 特にthyroxine binding globulin(TBG)の濃度の変化によって影響されるのに対し, free T4ではそのようなことはなく, したがって甲状腺機能の状態を知る上において最も正確な指標になると考えられている. 一方, 血清free T4濃度の測定にはこれまでに平衡透析法, 限外濾過法, ゲル濾過法などが行われているが, 手技が繁雑であり, 一度に多数の検体を処理することが困難なため, 日常の臨床検査法として用いられるには至っていない.
Practice臨床医学:一般
KeywordsFree thyroxine, Radioimmunoassay

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