Japanese
TitleLatex粒子を利用した固相法RIAによる血中T3およびT4測定
Subtitleノート
Authors飯尾篤*, 阿多まり子*, 須本憲子*, 下岡麻里*, 河村正*, 浜本研**
Authors(kana)
Organization*愛媛大学医学部附属病院中央放射線部, **愛媛大学医学部放射線科
Journal核医学
Volume18
Number3
Page345-351
Year/Month1981/4
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」血清中のT4は, 1964年Murphyらがcom-petitive protein binding assayによって初めて測定に成功した. 近年, T4に比べて血清中に少量しか存在しないが, ホルモン活性の強いT3が注目されている. このT3は当初はやはりcompetitive protein binding assayによって測定されたが, T3やT4の特異抗体を作る方法が開発されて以来, 直接T3やT4をradioimmunoassayによって測定することが可能となった. 最近では抗原抗体結合体(B)と非結合物質(F)の分離の簡単な固相法による種々のRIA kitが頻用されている. 今回抗体を結合させたLatex粒子を用いるT3およびT4測定用RIA kitが英国Amersham社で製造され, 科研化学社を通じて入手する機会を得たので, その基礎的検討を行った結果を報告する. 「II. 方法」1. kitの内容1)T3測定用kit(100検体用) i)125I-T3液:5μCi以下, 28ml 2バイヤルii)Amerlex抗T3抗体:28ml 2バイヤルiii)標準T3血清:凍結乾燥された0, 0.8, 2, 4, 8 ng/mlのT3を含むバイヤル. T3値はLotによって多少異なり, 正確な値はバイヤルに記されている.
Practice臨床医学:一般
KeywordsT3, T4, RIA, Solid phase, Latex particle

【全文PDF】