Japanese | |
---|---|
Title | 医用画像における臨床的有効度の評価 - (II) ROC解析と意志決定 - |
Subtitle | 《講座II》 |
Authors | 飯沼武 |
Authors(kana) | |
Organization | |
Journal | 核医学 |
Volume | 17 |
Number | 8 |
Page | 1035-1043 |
Year/Month | 1980/9 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」本講座の(I)で肝シンチグラムの読影診断を例にあげて, 決定マトリックスの作成と各種の正診率の考え方や算出法を勉強した. 本稿では上の方法の延長としてROC (receiver operating characteristic :受信者動作特性)曲線による解析とそれによる意志決定の問題について論じ, 最後に臨床的有効度の考え方と医用画像診断の将来について展望しよう. シンチグラム 「II. ROC解析」まず, 第I部の肝シンチグラム読影の節で述べたTable 4を再びTable 1として示す. この表は医師AによるSOLのシンチグラム診断と確定診断の比較を表わしている. この表でシンチグラム診断の確信度は「有」「有疑」「無疑」および「無」の4段階に分けられており, この表からROC曲線が作成できる. まず, 第1に医師Aができるだけ読み過ぎをしないような態度で診断を行なうとすると, シンチグラム診断で「有」のみを所見有 ととり, それ以外の「有疑」「無疑」および「無」は全て所見無として分けることになるであろう. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords |