Japanese | |
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Title | 二抗体法radioimmunoassayキットによる血中ferritin値測定の検討 |
Subtitle | 《ノート》 |
Authors | 吉井正雄*, 高坂唯子*, 森田陸司*, 鳥塚莞爾** |
Authors(kana) | |
Organization | *京都大学医学部附属病院放射線部, **核医学科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 17 |
Number | 10 |
Page | 1325-1332 |
Year/Month | 1980/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」Ferritinは哺乳動物ではほとんどあらゆる組織中に存在する分子量約45万の鉄貯蔵蛋白質である. 血清中のferritinは放射免疫測定法の開発によってng/ml単位で測定されるようになり, その値は生体の鉄欠乏又は過剰状態をよく反映するものとして鉄代謝や血液疾患の分野でその動態が研究されている. 更に最近では各種悪性腫瘍患者の血中で血清鉄と相関しないferritin値の増加が認められ, 血中ferritin値は特に肝癌, 膵癌, 肺癌, 子宮癌, 悪性リンパ腫および急性骨髄性白血病などの診断や治療効果の判定に有用であるとの報告がなされている. 著者らも先に各種疾患々者について血清ferritin値と血清鉄値とを同時に測定しその比を求め, その比の悪性腫瘍診断における有用性について報告した. 今回著者らは, 二抗体法radioimmunoassay法によるGamma Dab Ferritin RIAキット(トラベノール社)を試用する機会を得たので, 血中ferritin値測定の基礎的検討の結果と臨床応用について報告する. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Ferritin, Radioimmunoassay |