Japanese | |
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Title | C-peptideのRadioimmunoassay - 塩基性アミノ酸部分を含まない合成ヒトC-peptideによる方法に関する検討と評価 - |
Subtitle | 《ノート》 |
Authors | 福地稔*, 木谷仁昭*, 永井清保* |
Authors(kana) | |
Organization | *兵庫医科大学病院RIセンター診療部 |
Journal | 核医学 |
Volume | 17 |
Number | 10 |
Page | 1315-1324 |
Year/Month | 1980/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「1. はじめに」1967年Steinerらにより, インスリンの前駆物質であるプロインスリンが発見された. プロインスリンは, 膵β細胞内で, インスリン部分, 塩基性アミノ酸部分, さらにC-peptideの3つの部分に分解され分泌されることが知られている. 現在, 膵β細胞機能を臨床的に検査する方法として, radioimmunoassay (以下RIAと略す)による血中インスリン(IRI)の測定が広く普及している. ところが, IRIの測定は, インスリン治療中の患者や, 血中に抗インスリン抗体の存在する患者などの検査で問題があった. C-peptideとインスリンとの間には, 免疫学的に交叉性がないことが明らかにされており, RIAを用いることにより, 両者を完全に区別して測定することが可能である. したがって, インスリン治療中の患者や, 血中に抗インスリン抗体の存在する患者を含め, すべての症例の膵β細胞機能検査が, C-peptideを指標にすることにより容易に施行できる. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Evaluation, Radioimmunoassay, C-peptide. |