Japanese
Title99mTc-MAAを用いた下肢静脈造影法 - RI-VENOGRAPHYについて -
Subtitle《ノート》
Authors伊藤和夫*, 篠原正裕*, 吉秋研*, 鎌田正*, 森田穣*, 古館正従*
Authors(kana)
Organization*北海道大学医学部放射線科
Journal核医学
Volume17
Number10
Page1307-1313
Year/Month1980/12
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「1. はじめに」放射性核種を使用した下肢静脈造影(RI-venographyあるいはRadionuclide Venography: RNV)は, 主として欧米諸国で普及しており, その診断的な意義に関しても数多くの論文が報告されている. この普及の背景には, 欧米諸国における肺栓塞症の頻度が高く, また肺栓塞の原因として下肢静脈血栓が関与している点があげられなければならない. しかし, 石井等は, 本邦においても下肢静脈血栓症を原因とする肺栓塞症の頻度は欧米並に高く, 非観血的, 非侵襲的なRI-venographyのもつ診断的な重要性を喚起している. このような指摘が本邦でもみられるようになり, 今後, 下肢静脈血栓症の診断に対するRI-venographyの適応が増す事を期待しているが, 我々の施設では, 主として骨盤内悪性腫瘍患者の下肢浮腫の原因の探索あるいは静脈閉塞例の治療経過観察の一還としてRI-venographyが利用されて来た.
Practice臨床医学:一般
KeywordsRadioisotope venography, 99mTc-MAA, thrombophlebitis, intrapelvic malignancy

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