Japanese
Title甲状腺131I摂取率検査時のヨード制限期間短縮に関する研究
Subtitle《ノート》
Authors鰐部春松*, 仁瓶礼之**, 笠原文雄***, 佐野東谷***
Authors(kana)
Organization*常滑市民病院内科, **浜松医科大学第三内科, ***常滑市民病院放射線科
Journal核医学
Volume17
Number10
Page1293-1297
Year/Month1980/12
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」甲状腺131I摂取率検査をより容易に施行するために, 著者は既に, ヨード制限を従来どおりの日本食品成分表にあるヨード含有食品のすべてを対象としたヨード制限, 即ち無機ヨードに換算して180μg/日以下の制限から, 海そう類およびその加工品のみを禁止したヨード制限, 即ち無機ヨードに換算して250〜400μg/日のヨード制限に緩和しても, 臨床的に充分有用な甲状腺131I摂取率値が得られることを報告した. しかしながら, この報告におけるヨード制限期間は従来どおりの2週間であり, 外来通院を主とする甲状腺疾患々者にとって, ヨード制限が緩和されたとはいえ, 自宅における2週間のヨード制限は容易ではない. また, 各種甲状腺疾患例におけるヨード代謝状態や血行動態には差異があるものとされているが, 甲状腺131I摂取率検査時のヨード制限期間は必ずしも従来どおりの2週間を要するものか否か, 充分検討がなされているとは言い難い.
Practice臨床医学:一般
KeywordsIodine restriction, Thyroidal 131I-uptake

【全文PDF】