Japanese | |
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Title | 各種悪性腫瘍患者における血清ferritin測定の診断的意義 |
Subtitle | 《ノート》 |
Authors | 多田明*, 油野民雄*, 利波紀久*, 久田欣一* |
Authors(kana) | |
Organization | *金沢大学医学部核医学科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 17 |
Number | 7 |
Page | 851-855 |
Year/Month | 1980/8 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」ferritinは植物界から動物界まで広く分布する鉄含有蛋白であり, 哺乳動物では肝, 脾, 造血組織などに大量に存在し, 心, 腎, 膵, 胎盤などには比較的少ない. 各種臓器にあるferritinは原則として鉄貯蔵蛋白として存在するが, 血清中には存在しないものと以前は考えられていた. しかし, 最近各種assay法の開発によって, 血清中ferritinの測定が可能となり, 種々の血液疾患を初め, 悪性腫瘍の患者にも高ferritin血清の存在が判明するにつれて, tumor markerとしての役割について検討されている. 今回, われわれは第一ラジオアイソトープ研究所より提供されたSPAC ferritin kitを使用する機会を得たので, 正常値, 各種悪性腫瘍患者での陽性率と, 特に原発性肝癌では, α-フェトプロテイン(以下AFP)値との関係について検討したので報告する. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | ferritin, α-fetoprotein, hepatoma |