Japanese
TitleTrypsinのRadioimmunoassayとその臨床応用
Subtitle《ノート》
Authors鬼原彰*, 野尻義男*, 石川善朗*, 多田信和*, 細川英明*, 谷内昭*
Authors(kana)
Organization*札幌医科大学第1内科
Journal核医学
Volume17
Number7
Page845-850
Year/Month1980/8
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」今日血中膵酵素の測定は酵素活性を指標とするamylase測定がルーチン化されているが, 血中trypsinやlipaseの測定はその段階に至っていない. しかし, trypsinは他の酵素とは異なり, 膵でのみ産生されることから, その測定は膵疾患診断の上からも特異性が高いと考えられる. 最近radioimmunoassay (RIA)による血中trypsinの測定法が開発され, 特に膵病変の診断に有用との報告がみられるが, 今回われわれも2抗体法を用いたtrypsin測定キット(Behringwerke Radiochemistry Laboratory: Hoechst Japan株式会社)を試用する機会を得たので, 本キットの臨床応用上の有用性を追究する目的で, 2, 3の基礎的な検討を加えると共に, pancreozymin刺激後の変化, endoscopic retrograde pancreatography (ERPG)時の変化, および腹部手術の影響などについて血中trypsinの測定を試みた成績を報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsTrypsin, Radioimmunoassay

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