Japanese
Title先天性胆道拡張症の診断に対する胆道スキャンの診断的意義
Subtitleノート
Authors伊藤和夫*, 篠原正裕*, 斎藤知保子***, 水越睦朗****, 内野純一**, 古舘正従*
Authors(kana)
Organization*北海道大学医学部放射線科, **北海道大学医学部第1外科, ***市立札幌病院放射線科, ****市立札幌病院第4内科
Journal核医学
Volume17
Number6
Page729-736
Year/Month1980/7
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」 先天性胆道拡張症は, まれな疾患であるが統計的には比較的日本人に多く認められると報告されている. この疾患に関する成因・分類・治療などについては, すでに数多くの報告・総説がみられる. 診断法に関しては, 従来のX線学的胆道造影法・上部消化管造影法に加え, 超音波診断法や核医学的胆道スキャンによる診断法が報告されている. 特に, この数年間の傾向として, 新しく開発された99mTc標識化合物による胆道スキャンの臨床的応用が広まるに伴い, 先天性総胆管嚢腫の胆道スキャンによる術前診断確定例の報告が多く見られるようになった. われわれも, 先の論文にて先天性胆道拡張症の1例を報告したが, 本論文では, 嚢腫型の先天性胆道拡張症に加え, 非嚢腫型の例も含めた12症例について, 特に他の胆道描出法との比較を行ない, 胆道スキャンの本疾患に対する診断的意義について検討したので報告する.
Practice臨床医学:一般
Keywordscongenital choledocal cyst, congenital choledocal dilatation, hepatobiliary scan

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