Japanese
Title75Se-Scintadrenによる副腎シンチグラフィー - 特に原発性アルドステロン症における腺腫の局在診断について -
Subtitleノート
Authors小林剛*, 石井勝己*, 中沢圭治*, 依田一重*, 松林隆*
Authors(kana)
Organization*北里大学医学部放射線科
Journal核医学
Volume17
Number5
Page607-614
Year/Month1980/6
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」 副腎シンチグラフィーは, 原発性アルドステロン症, クッシング症候群および副腎性器症候群における副腎皮質腫瘍の局在診断や, 腫瘍と過形成の鑑別, あるいは, 副腎褐色細胞腫の局在診断などに不可欠な検査法となっている. 現在, 当検査法に使用されている131I-adosterolは, 初期に使用された131I-iodocholesterolに比べ安定で, 副腎集積度に優れており, 臨床的にも高く評価されているが, 一方, 副腎被曝線量が多い, 甲状腺被曝があるなどの難点も見られる. 1975年, Basmadjianらは, 75Seが, 131Iに比べ, 標識放射性同位元素として優れていることを指摘し, その合成法について報告したが, 最近, 新しい副腎シンチグラフィー用剤 (6-methyl-75Se-selenomethyl-19-norcholest-5(10)-3β-ol; 以下75Se-Scintadrenと略す) が, イギリスで開発され, 動物実験と臨床使用が開始された.
Practice臨床医学:一般
KeywordsAdrenal scintigraphy, 75Se-Scintadren, Primary aldosteronism

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