Japanese | |
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Title | Ring状骨異常集積を示した甲状腺癌の1症例 |
Subtitle | ノート |
Authors | 熊野町子* |
Authors(kana) | |
Organization | *近畿大学医学部放射線科 |
Journal | 核医学 |
Volume | 17 |
Number | 5 |
Page | 589-592 |
Year/Month | 1980/6 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「I. はじめに」 近年, 99mTc-標識リン酸化合物による骨シンチグラフィの普及はめざましく, 種々の骨疾患の診断に利用されているが, そのうちでも転移性骨腫瘍の検索法として利用価値が高くルーチン化されている. 骨シンチグラフィでは病巣部は陽性像として描出されるのが一般的であるが, 最近では, 病巣部のfalse negativeとしての見かけ上の正常集積像や欠損像も注目されている. 著者は, 最近, 甲状腺癌 (濾胞腺癌) の骨転移巣でRing状の集積像を示した症例に遭遇した. そこで, この症例に多核種シンチグラフィを施行し, Ring状骨異常集積像の発現機序について核医学的に若干の考察を加えてみたので報告する. 「II. 症例」 42歳, 女性. 昭和34年, 左結節性甲状腺腫として手術を受けているが, 当時の病理組織型は不明である. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | 99mTc-EHDP, Dynamic bone scintigraphy, Ring-shaped accumulation |