Japanese
TitleII. 座長まとめ シンポジウム O. 骨・関節
Subtitle第19回日本核医学会総会座長まとめ
Authors村山弘泰, 山岸嘉彦, 小野慈, 小山田日吉丸, 大森薫雄
Authors(kana)
Organization
Journal核医学
Volume17
Number4
Page436-438
Year/Month1980/5
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract(248-252)1971年, 骨シンチグラム用放射性医薬品として99mTcリン酸化合物が開発されてから骨疾患への利用は急速に普及し, ルチン検査としての地位は確立されたが, 異常集積部位の悪性良性の鑑別や, 稀れに認める他臓器への集積等, 今後の問題とすることも多々ある. 5題中2題は骨以外の部位に異常集積を認めたもの, 3題は骨の異常集積部位の悪性, 良性の鑑別に関するもので活発な討議も行なわれた. 自治医大の中間ら(248)は腎の高度異常集積の3例について検討し, 制癌剤による腎のtoxicityが基因であろうと報告, 昭和医大の前川ら(249)はneuroblastoma 1例, 胆のう2例, 肺癌1例, 肺線維症1例, 甲状腺1例, 転移癌1例, 瘢痕1例の計8例に異常集積を認め, その成因について考察を試み, 国立がんセンターの小山田ら(250)は脊椎の異常集積について検討し, 集積像から非腫瘍と腫瘍の鑑別は困難であることを報告, 都立駒込の弥富ら(251)は614例中49例に肋骨の異常集積を認めて検討を試み, 転移16例, 骨折20例, 不明13例であったと報告, 横浜市大の小野ら(252)は下肢骨800例について検討し, 転移29例, 良性44例の異常集積を認め転移と良性病変の鑑別についての特徴について報告した.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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