Japanese
TitleII. 座長まとめ シンポジウム M. 消化器 (消化管・膵)
Subtitle第19回日本核医学会総会座長まとめ
Authors細田四郎
Authors(kana)
Organization
Journal核医学
Volume17
Number4
Page435-435
Year/Month1980/5
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract(235-239)ラウンドテーブル 235席, 桑島(金沢大)らは確診した膵疾患でシンチグラフィーと超音波断層法との併用を検討した. 膵各部のRI活性と超音波像とを対比させ偽陰性率を低下させた. シンチの欠損像を超音波像で確めることにより病変の広がりを知ることができた. 236席, 油井(千葉県がんセンター)らは胃癌の膵浸潤について膵シンチグラムの診断能を検討した. 陽性率は61.5%であり, 偽陽性率, 偽陰性率も高いが, 膵浸潤を知るための検査法は他にあまり良い方法がないので, シンチを試みるべきだと述べた. 237席, 片山(川崎市立病院)らはSjogren症候群の診断上RIシアログラムと分泌シアログラムとを対比検討した. 診断率は前者で87%, 後者で66.3%であった. またA: (max count/Bkg), B: (net max count/net min count), C: (max count/min count)の3種のparameterを用いることにより診断能向上をはかった. 238席, 中井(日生病院, 放)らは99mTc-HSA静注後経時的にシンチグラムを撮り, 出血巣より下部の腸管内に滞留像をえて, 小腸出血を確認した. 239席, 大原(聖マリ大, 3内)らは安定同位体13Cの化合物を用いる呼気捕集テストに, さらに質量分析計の代わりに赤外線分析計を使用する方法を考案し, 13Cタウロコール酸の腸管吸収を盲係蹄症候群患者とそのモデル動物である空腸-結腸吻合ラットで検討し, 診断に用い得ることをみた.
Practice臨床医学:一般
Keywords