Japanese
Title放射性医薬品副作用事例調査報告
Subtitle報告
Authors(社) 日本アイソトープ協会医学・薬学部会 放射性医薬品安全性専門委員会
Authors(kana)
Organization
Journal核医学
Volume16
Number3
Page511-516
Year/Month1979/5
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract放射性医薬品は非放射性の治療薬や体内診断薬と比較すると, 薬理作用が考えられない超微量という特性と長期連続投与されない用法の点から, 副作用の発生度は極めて少ないものと考えられてきた. しかし米国核医学会副作用調査委員会は1967年来の副作用の実態調査・集計によって, 131I-ヒト血清アルブミンによる脳槽シンチグラフィ時の「無菌性髄膜炎」が多発していることを知り, その病因はごく微量のパイロジェンがクモ膜内に入るためと解明した. この結果, 現在は脳槽シンチグラフィ用医薬品が「かぶとがに」試験による品質管理を受けるようになった. 米国の副作用事例は1971年の57例, 1972年の32例を峠として以降減少傾向にあり, この種の調査が重要かつ有用であることを示した. また英国の1973年の調査では, 放射性医薬品の副作用の発生率は1万件につき数十ないし数百例で, 米国の1万件に1例に比べるとはるかに高い.
Practice臨床医学:一般
Keywords

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