Japanese
Title塩析法を利用したRIAによる迅速な血中TSH測定法
Subtitleノート
Authors飯尾篤*, 阿多まり子*, 橋本和代*, 河村正*, 浜本研**
Authors(kana)
Organization*愛媛大学医学部附属病院中央放射線部, **愛媛大学医学部放射線科
Journal核医学
Volume16
Number8
Page1413-1418
Year/Month1979/11
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」甲状腺機能を調節するホルモンとして下垂体から分泌されるthyroid-stimulating hormone(TSH)の存在と重要性は, 以前からよく知られていたが, その測定は, 1955年Adamsら, 次いで1958年McKenzieが動物の甲状腺を利用したbioassayを開発し, さらに1965年Utigerによって, 再現性, 特異性および精度のより高いradioimmunoassay(RIA)による測定法が報告された. 現在TSHの測定は甲状腺疾患の診断, 治療, 経過観察に不可欠となっており, 本邦でも数種類の2抗体法によるRIA kitが発売されている. 今回, インキュベーション時間が短かく, 室温で測定できるTSH-RIA kitが, 英国Amersham社で製造され, 科研化学社から販売されたので, その基礎的検討の結果を報告する. 「II. 方法」1)kitの内容(50または100検体用) i)125I-TSH, 2μCi以下 ii)抗TSH血清 iii)第2抗体 iv)標準血清, 0, 5, 12, 26, 50μU/ml, 実際の濃度はバイヤルに表示されている.
Practice臨床医学:一般
KeywordsTSH, RIA, Salting-out, TSH kit

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