Japanese
Title67Ga腎集積の臨床的検討
Subtitleノート
Authors中間昌博*, 菅原正*
Authors(kana)
Organization*自治医科大学放射線科
Journal核医学
Volume16
Number8
Page1407-1411
Year/Month1979/11
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」67Gaの腎集積に関する報告が1975年, Frankel, Hurwitzらによりなされた. Frankelらはneo-Plastic involvementを主に, Hurwitzらは炎症を主に報告している. 67Gaは静注された後, 24時間以内に投与された12%が腎より, その後は肝や腸管が主な排泄経路になるといわれている. 従って48〜72時間後の67Gaスキャンにおける腎集積は炎症あるいは腫瘍の存在を疑がわせる. しかし, 諸家の67Ga腎集積の報告には, はっきりした集積程度による腎病変との関係には触れられていない. そこで今回われわれは, 67Ga腎集積の程度を強度, 中等度, 軽度陽性の3段階に分けて, その臨床的意義について検討したので報告する. 「II. 対象および方法」対象は全身67Gaスキャンを施行した403症例のうち腎集積を示した21例(5.2%)である. 67Gaスキャンの検査対象はほとんどが悪性病変の原発部位の広がり, 転移巣検索のために施行されたもので, 腎疾患のみの検索の目的で行なわれたものはほとんどみられなかった.
Practice臨床医学:一般
Keywords67Ga-citrate scan, diseases・kidneys

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