Japanese
Title甲状腺131I摂取率検査時のヨード制限緩和に関する研究
Subtitleノート
Authors鰐部春松*, 仁瓶礼之**, 笠原文雄***, 佐野東谷***
Authors(kana)
Organization*常滑市民病院内科, **浜松医科大学第3内科, ***常滑市民病院放射線科
Journal核医学
Volume16
Number8
Page1401-1406
Year/Month1979/11
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. はじめに」甲状腺131I摂取率検査は, 各種甲状腺疾患の診断に重要な検査の一つであるが, この検査を施行する際には, 放射性物質に対する一般的注意や, 各種薬剤の中止とともに, 約2週間にわたる厳重なヨード制限が必要とされている. しかしながら, 甲状腺疾患患者の多くは外来通院患者であり, 自宅での厳重なヨード制限は必ずしも容易とは考えられない. また, ヨードの生理的必要量や, 各病態におけるヨード代謝あるいは各食品中のヨード量算出などにはおのおの議論のあるところで, ヨード制限の内容については施設や報告者により異なっている. 今回, 甲状腺131I摂取率検査をより容易に施行するために, ヨード制限を従来どおりの日本食品成分表にあるヨード含有食品のすべてを対象にしたヨード制限, すなわち無機ヨードに換算して180μg/日以下の制限を, 海そう類およびその加工品のみを禁止したヨード制限, すなわち無機ヨードに換算して250〜400μg/日のヨード制限に緩和することが可能か否かを, 同一施設において2年間にわたり検討したので報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsIodine restriction, Thyroidal-131I-uptake

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