Japanese |
Title | ラジオイムノアッセイによるグルカゴン測定条件の検討 |
Subtitle | ノート |
Authors | 奥村一忠*, 杉山理**, 小沢高将***, 谷口清昭****, 角田信三***** |
Authors(kana) | |
Organization | *名古屋大学医学部附属臨床検査技師学校講師, **名古屋大学医学部生化学教室, ***名古屋大学教授兼名古屋大学総合アイソトープセンター医学部分館長, ****中日病院臨床検査科長, *****中日病院院長 |
Journal | 核医学 |
Volume | 16 |
Number | 6 |
Page | 969-976 |
Year/Month | 1979/9 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本核医学会 |
Abstract | 「はじめに」グルカゴンは, Ungerらにより比較的早くからラジオイムノアッセイ (RIA) で測定されていたが, 他のタンパク性ホルモンに比し, 特異性の高い抗体が得にくいこと, 分解酵素により破壊されやすいこと, 得られた抗体が膵グルカゴンのみならず消化管由来のグルカゴンと交叉反応するなどのため, さらにはグルカゴンはインスリンに較べてその生理的, 病理的な意義が不明確であったため測定そのものが普及しなかった. しかし, ここ数年来Ungerらの努力により特異性の高い膵グルカゴン抗体 (30K) が入手可能となり, また, 彼らのデキストランチャコール (DCC) による結合型グルカゴンと遊離型のそれを分離する方法の確立により多数検体処理も可能となり, 今後種々の負荷試験法 (糖, アルギニンなど) とともに膵グルカゴンの糖, アミノ酸, 脂肪酸代謝への影響および代謝異常に関する疾患の研究が発展すると考えられる. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords | Glucagon, Radioimmunoassay, Dextran coated charcoal |