Japanese
TitleスパックT4 RIAキットによる血中サイロキシン測定法の検討
Subtitleノート
Authors平野忠則*, 信田憲行**, 中川毅*, 田口光雄*
Authors(kana)
Organization*三重大学医学部放射線科, **三重大学医学部附属病院中央放射線部
Journal核医学
Volume16
Number6
Page943-951
Year/Month1979/9
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「緒言」血中thyroxine (T4) の測定は, radioassayすなわちcompetitive protein-binding assay (CPBA) の開発により, 従来のPBIにおけるT4以外の血中ヨードによるartifactが除去され, その特異性が向上すると共に, 操作の簡便性, 精度にも著しい進歩を遂げた. しかし, CPBAではホルモンの抽出を要し, 比較的大量の血清を要するのに対し, 近年開発されてきたradioimmunoassay (RIA) では抗体のaffinityが高いため感度が良好であり, 従って著しく少量の血清で測定が可能となり, また, 結合阻害剤を用いることにより抽出操作が不要となった. 最近は, さらにRIAにおける測定法の簡便さ, 測定時間の短縮, 精度の向上を目的として, 結合型および遊離型ホルモンの分離法に種々の検討が行なわれつつあるが, 今回, 簡便な固相法を用いたMallinckrodt社製のスパックT4 RIAキットを使用する機会を得たので, その基礎的, 臨床的検討の成績を報告する.
Practice臨床医学:一般
KeywordsSerum thyroxine, Solid-phase, radioimmunoassay

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