Japanese
Title血清胆汁酸のラジオイムノアッセイによる測定 - キットの検討と臨床応用 -
Subtitleノート
Authors前田貞美*, 佐々木康人*, 千田麗子*, 藤岡芳子*, 染谷一彦*, 八辻行信**
Authors(kana)
Organization*聖マリアンナ医科大学第3内科, **日扇会第一病院
Journal核医学
Volume16
Number5
Page805-813
Year/Month1979/8
Article報告
Publisher日本核医学会
Abstract「I. 緒言」胆汁酸の血中濃度が肝, 胆道疾患で上昇することは以前から知られていた. しかし, 従来, ガスクロマトグラフ, 薄層クロマトグラフにより測定されたため, 日常臨床検査法として繁用することはできなかった. 1973年, Simmondsらは, 抱合型コール酸のラジオイムノアッセイ (RIA) 法を確立し, 血中胆汁酸動態を明らかにすると共に, 肝疾患の診断, 予後判定に関して, 血漿胆汁酸濃度測定が有用であると報告した. RIA法は, 高感度であり, 手技が簡便で, かつ多数の検体を短時間に測定できる点で, 日常臨床検査法として適している. このため胆汁酸のRIAが, 肝胆道疾患等に対し, 新しい日常臨床検査法として用いられる可能性は大きい. われわれは, Cholylglycine (CG) Sulfolithocholylglycine (SLCG) のRIAキットを入手し得たので, キットの評価を行なうと共に, 血清中胆汁酸測定の臨床的応用の可能性を検討した.
Practice臨床医学:一般
KeywordsBile salt, Cholylglycine, Sulfolithocholylglycine, Precision profile, Hepatobiliary disease

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